こんにちは、個人でShopifyを使ったオンラインショップ制作をしておりますたかぼー(@taka_forward)です。Shopifyでは、テーマに入っていないカスタマイズやバックオフィスやマーケティングなどの機能拡張を行う場合、アプリをインストールして機能を加えていきます。ただ、Shopifyのアプリストアをみると4700を超えるアプリがあり、さらにその多くが英語で書いてあるため、「どれを使えばいいの?」という疑問に当たるかと思いますので、今回の記事ではアプリの概要と使い方、おすすめアプリについて記載していきます。
<まとめ>
・4700を超えるアプリがアプリストアにあり、インストールを行うことで気軽に機能を追加できるのがメリット
・アプリを入れすぎると読み込みファイルが多くなり、結果、サイトが重くなるので入れすぎには注意
・インストールはアプリストアから数クリックで完了
・おすすめアプリはECサイト規模によって変わってきますが、この記事では基本的なものを紹介してます
目次
- 1 Shopifyアプリとは?:機能拡張が数クリックでインストールできるツールです
- 2 Shopifyアプリのメリット・デメリット:簡単に機能拡張ができる一方で、入れすぎるとサイトのページスピードが遅くなるなどの懸念点もあります
- 3 Shopifyアプリストアの使い方:検索でアプリを探す、もしくはカテゴリーからアプリ一覧を参照しましょう
- 4 Shopifyアプリの使い方:アプリストアからインストールをし、設定をします
- 5 おすすめアプリを目的別に一挙紹介!
- 5.1 販売商品を見つけるアプリ
- 5.2 サイトの見た目に関するアプリ
- 5.3 多言語対応アプリ
- 5.4 商品販売に関するアプリ
- 5.4.1 Digital Downloads:購入完了後にダウンロードリンクが表示され(メール通知もあり)そこからダウンロードができる無形商材販売アプリ
- 5.4.2 Pre-order Manager:予約販売をする際に使うアプリ
- 5.4.3 Infinite Options:商品のオプション数を増やし、オーダーメイド販売を可能にするアプリ
- 5.4.4 Bulk Discount & Sales Manager:セール販売をする際に使うアプリ
- 5.4.5 Back In Stock: Customer Alerts:在庫補充時に顧客にメールを送れるアプリ
- 5.4.6 Fraud Filter:不正注文防止アプリ
- 5.5 サイト分析系アプリ
- 5.6 メールマーケティングアプリ
- 5.7 SEO対策
- 6 まとめ
- 7 よくある質問
Shopifyアプリとは?:機能拡張が数クリックでインストールできるツールです
目的に応じたアプリを選定、インストールすることでアプリによって機能を追加することができます。Shopifyアプリストアには4700を超えるアプリが存在し、無料で使えるものから、月額費用が発生する有料アプリまで存在します。月額費用が発生するアプリでも無料お試し期間(※期間はアプリによって異なります。体感として、7日や14日が多いです。)がありますので選定後、試してお使いいただけます。

スマートフォン、タブレットで使っているアプリと同じイメージです!
(アプリをインストールして使うことで機能が増えます)
アプリストアで公開されているアプリで1番高いものは月額6666ドルのグループ購入アプリです。二番目は2750ドルで在庫・配送管理アプリになります。
Shopifyアプリのメリット・デメリット:簡単に機能拡張ができる一方で、入れすぎるとサイトのページスピードが遅くなるなどの懸念点もあります
✔︎メリット
- 数クリックでアプリをインストールすることができます
- アプリをインストールするだけで機能が追加されるものもあり、設定が簡単です
- もしアプリストアにぴったりのアプリがない場合、開発会社に依頼をすることでオーダーメイドのカスタムアプリを作ることができます(APIを使用することでできます)
が挙げられます。
✔︎デメリット
- アプリを入れすぎるとサイトスピードが遅くなります(アプリは厳選して最低限に)
- アプリを入れるとテーマにコードやファイルが追加されるので、無闇にアプリを追加、削除を繰り返すとテーマに残ったデータがサイトスピードを遅くする原因になります(バックアップをとってからアプリを追加しましょう)
- 英語アプリを使用することが多いので、操作画面が英語になってしまうこと、また、設定をする際に仕様を英語で読まなければいけないこと(アプリの開発者に問い合わせる場合も英語でのやりとりになります)
が懸念点となります。

毎月のように日本のパートナー(アプリ開発者さん)が新規アプリをリリースしておりますので日本製アプリの不足については今後解消されていくかと思われます!
Shopifyアプリストアの使い方:検索でアプリを探す、もしくはカテゴリーからアプリ一覧を参照しましょう
Shopifyのアプリストアでは、4700を超えるアプリから自分にあっているアプリを探し、インストールすることができるサイトです。

アプリストアでは以下のカテゴリーごとにアプリ分類がされています。
- 販売する商品を探す:ドロップシッピング(無在庫販売)・輸入販売など
- 販売する場所:Buy button、Facebook、POSなど
- ストアデザイン:ページビルダー(ノーコードでページを作成するアプリ)、予約販売、SEO対策アプリなど
- マーケティング:広告、アフィリエイト、メールマーケティング関係のアプリ
- 売り上げとコンバージョン:カートを表示させるアプリや、アップセル・クロスセルアプリなど
- 注文と配送:予約注文、デジタル商品、請求書と納品書など
- カスタマーサポート:チャット機能など
これ以外に、在庫管理、信頼とセキュリティ、財務、生産性、レポートがあり、それぞれのメニューからアプリを選ぶことができます。
また、4700のアプリのうちほとんどが英語で作られているため、アプリによっては日本の商習慣に合わないものがあります。日本で作られたアプリを探したい場合は「コレクション > 日本向けの便利なアプリ」から探すことができるのでおすすめです。

Shopifyアプリの使い方:アプリストアからインストールをし、設定をします
Page Speed Boosterというアプリを使った場合のインストール方法を紹介します。(このアプリはインストールするだけで使えるアプリになります。)

Page Speed Boosterは「画像を予め読み込んでおくことでページ速度をアップし、ユーザビリティをアップする」ためのアプリです!
管理画面からアプリストアにアクセスをしましょう

アプリストアからアプリを探しましょう
今回は使用アプリが決まっているのでアプリストアにて「Page Speed Booster」と検索してアプリの詳細画面にいきます。

ここで「アプリを追加する」をクリックすることでアプリを追加することができますのでクリックをしましょう。
アプリをストアにインストールしましょう
「アプリを追加する」をクリックすると、アプリのインストール画面が表示されますのでここから「アプリをインストール」ボタンを押すことでアプリがストアに追加されます。

これでアプリのインストールが完了しました。インストール後はアプリの管理画面に遷移しますので管理画面からアプリの設定をしていきます。(Page Speed Boosterについては設定しなくても機能が使えます。)
おすすめアプリを目的別に一挙紹介!
ストア運営者の現在の状況によって「どのアプリを入れたらいいのか?」は変わってくるのですが、なるべく多くのストア運営者さんに適用できる基本的なアプリを列挙します!参考にされてください!
販売商品を見つけるアプリ
Oberlo:Aliexpress(中国アリババ社が運営する海外向けのモールサイト)で出品されている商品をShopify上に掲載、販売、注文するアプリ

Google chromeの「Oberlo – Aliexpress.com Product Importer」という拡張機能を併用することで簡単に商品のインポートができます!(このアプリを使うことで、Shopifyでの受注後のAliexpressへの注文が2クリックで可能になります)
サイトの見た目に関するアプリ
Instafeed – Instagram Feed:Instagramの最新投稿をストアに表示させます

Product Reviews:★付きの商品レビュー機能をストアに追加します

多言語対応アプリ
langify: 言語の自動リダイレクト機能ありの手動翻訳定番アプリ

LangShop: Google翻訳による自動翻訳機能あり!通貨の切り替えもできる定番アプリ

Translation Lab: 無料で5言語までの言語対応ができる手動翻訳アプリ

※【合わせて検討したい!】Geolocation: アクセス場所に基づく言語・通貨の推奨表示アプリ

商品販売に関するアプリ
Digital Downloads:購入完了後にダウンロードリンクが表示され(メール通知もあり)そこからダウンロードができる無形商材販売アプリ

Pre-order Manager:予約販売をする際に使うアプリ

Infinite Options:商品のオプション数を増やし、オーダーメイド販売を可能にするアプリ

Bulk Discount & Sales Manager:セール販売をする際に使うアプリ

Back In Stock: Customer Alerts:在庫補充時に顧客にメールを送れるアプリ

Fraud Filter:不正注文防止アプリ
メールアドレス、条件を指定し、その条件での注文に対し、「注文をキャンセルする」・「お知らせを受け取る」ことを選べ、不正注文を予防できるアプリです。特定のお客様からの注文を拒否することもできるので高額商品を扱う場合や転売対策に使えるアプリです。

サイト分析系アプリ
Lucky Orange:ページがどこまで見られていて、ユーザーごとにどういったページ遷移をしているかわかるヒートマップツール

メールマーケティングアプリ
Klaviyo:250ユーザーまで無料で利用できるメールマーケティングアプリ
Shopify上の顧客管理と紐づいて顧客一覧がアプリで閲覧できる他、購入から◯日経過といった条件にあったお客様に対してメールを送れるアプリです。またカゴ落ち対策としても使えます。

カゴ落ちとは「お客さんが商品をカートに入れたが、購入しなかった」という状態です!

SEO対策
Bulk Image Edit – Image SEO:画像ファイルサイズを小さくする、代替(alt)テキスト・画像ファイル名の一括変更ができるアプリ

Plug in SEO:ストアのSEO問題点(リンク切れなど)を指摘してくれるアプリ

まとめ
- 4700を超えるアプリがアプリストアにあり、インストールを行うことで気軽に機能を追加できるのがメリット
- アプリを入れすぎると読み込みファイルが多くなり、結果、サイトが重くなるので入れすぎには注意
- インストールはアプリストアから数クリックで完了します!
- おすすめアプリはECサイト規模によって変わってきますが、この記事では基本的なものを紹介してます
よくある質問
無料で使用できるものから、有料で使用できるものもあります。(各アプリによって異なりますのでアプリ画面の詳細を確認してください)
アプリの有料登録した日から30日/1ヶ月をベースに請求が行われます。Shopifyの月額使用料とは別の周期で発生しますので注意が必要になります。
アプリの使用料金はShopifyから請求しているものと、アプリ会社から請求が発生しているものと2種類が存在します。アプリによって異なるので
ご不明点・サイト構築のご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください!